こんにちは。
今日は、私がスポ少時代5年間で調べたり教わったりした妨害や反則などの記号をご紹介します。
…が! 個人で記録をつけているだけなのであれば、全部は覚えなくていいんじゃない?って思ってます。
それくらい頻度が低いんですよ…。
この中でよく使うのは、ボークとフィルダースチョイス、ポテンヒットです。
この3つと、使ったことないけれどインフィールドフライは覚えてます。
他は覚えてません…
あとは日本語で書いてます。
なぜなら…ホントめったにないから、見返した時に自分が分からない笑笑
「守妨」「打妨」「走妨」「ベース踏み忘れ」なんて感じに書いてます。
もし、あなたがチームのスコアラーで、チームスコアに記号が存在するなら、その記号を使ってください。
でも、覚えなくて良いです。
記号一覧表を作っておいて、それを参照すれば良いんですよ。
筆記用具と一緒に、このような一覧表を用意しておきましょう。
記号 | |
インフィールドフライ | IFF |
ポテンヒット(テキサスヒット) | T |
フィルダースチョイス | FC |
ボーク | BK |
反則打球 | IP |
守備妨害 | IP |
走塁妨害 | OB |
打撃妨害 | IP |
その他アピールプレイなど | X(注釈もいれる) |
↓ スコア記号一覧表はこちらにもあります。
このサイトで使われている記号一覧と、記号を空欄にした自分で書き込めるカスタマイズ用記号一覧の2種類のPDFを置いていますので、よかったらお使いください。
インフィールドフライ
審判が「インフィールドフライ」と、コールして初めて成立するので、細かくは知らなくても大丈夫。
上の図解を覚えていれば
この条件になったら「これはインフィールドフライが来るかも?」と、心づもりができます。
実際インフィールドフライになると、審判さんが右手を上げてコールしてくれるので、ジェスチャーとコールに注意してください。
「IFF」
ポテンヒット(テキサスヒット)
「T」
外野と内野が同時にフライ打球を追って、間にポトンと落ちてしまったヒット。
解釈①
内野手が処理したらポテンヒット。
外野手が処理したら外野前ヒット。
解釈②
詰まった打球がフラフラと、野手間にポトンと落ちたヒット。
誰が打球処理したかは関係ない。
解釈②の方がメジャーなようです。
スカッとしないポテンと落ちたフライ打球がヒットになったときに、こう呼ばれます。
テキサスのチームがよく打っていたので、テキサスヒットを呼ばれるようになったという説もあります。
フィルダースチョイス(野手選択)
バッターをアウトにできるタイミングだったのに、ほかのランナーをアウトにしようとして送球し、結果オールセーフになってしまうこと。
この場合、バッターにヒットは付きません。
得点があった場合は、打点が付きます。
イメージとしては、犠打と同じです。
「FC」
スコアには「FC1-6」のように、他へ送球したからセーフになったとわかるように書きます。
反則投球(ボークなど)
ランナーがいなければ、ボール。
この反則打球をバッターが打った場合、攻撃中の監督が球審に申し出ればこのプレイを有効とできる。
ランナーがいれば、ボークとなり、ランナーは一塁進塁。
詳しく知りたい方は公認野球規則 2022 Official Baseball Rules [ 日本プロフェッショナル野球組織 ]や、Wikipediaを参照してください(勉強不足ですみません)
審判がコールしてくれるので、詳しく知らなくてもスコアは書けます。
※盗塁成功時にボーク
盗塁のスタートを切ってからのボークなら、記録は盗塁
”盗塁成功後”にボークの動作をした場合は(盗塁が終わってから起こったボークなら)もうひとつボークで進塁
ボークは「BK」
小中学生の試合では結構あるので、これだけは覚えておいた方が良いです。
特に、小学生ピッチャーはまだ経験値が少ないので、審判さんも注意して「これはボークだからね。次やったらボークとるよ」というシーンをたくさん見ました。(さすがに公式戦では初めからキッチリとられます)
中学の試合でも、前日・準々決勝、本日・準決勝後に決勝…となると、決勝戦はお互いピッチャー使い果たしてて、ボークが目立つ試合になってましたね。
反則打球
ヒッティングの瞬間に、バッターボックスから足が踏み出された場合。
打球がファウルボールなら、反則打球でアウトとなります。
「lP」 illegal play
下に紹介している守備妨害と同じ記号ですね…。
「X」(その他のアウト)と紹介しているサイトもありましたが、その場合は注釈必須ですね。
やっぱ、日本語で書きます?
空振りしたら、ただのストライクです。
守備妨害
妨害系の考え方は「守備優先」です。
「IP」 Interfere with a (field) Player
IP2のように、妨害された守備番号を記録します。
主な守備妨害の例は以下の3つです。
バッターがキャッチャーの邪魔になった
バッターが盗塁刺をしようとしたキャッチャーの邪魔になった。
バッターアウト。ランナーも元の塁に戻る。
妨害がなくてもバッターアウトだった場合は、代わりにランナーがアウトになります。
※その場合は、ランナーの記録にIP2と記録(バッターアウトとのダブルプレイ)
その時、本塁に近いランナーがアウトになります。
バッターが出塁途中で打球に当たった
フェアゾーンにある打球にバッターが触れるとバッターアウト。近くにいた野手の守備を妨害したとしてlP3などと記録。
※打球がバッターに直接当たった場合は「自打球」としてファウルになります。
送球の邪魔をした
- 打球処理をしようとした野手にぶつかる
- ランナーが送球に当たる
- ランコーがランナーに触れた
ランナーアウト。他のランナーは元の塁に戻る
走塁妨害
守備妨害の考え方同様、妨害系の考え方は「守備優先」です。
「OB」 obstructionオブストラクション
打球処理に関わらない野手がランナーの邪魔になった場合。
今まで1回だけ書いたことあります。
打撃妨害
妨害系の考え方は「守備優先」ですが、バッターがスイング動作に入っているときは「バッター優先」です。
「IF」インターフェアinterfere
IF2のように、打撃妨害をした守備番号を記録。
例)投球を打ちに行ったバットが、キャッチャーのミットに当たった(捕手のエラー)
バッターは出塁。
アピールプレイのひとつです。
バッターが審判に申し出て初めて成り立つ反則です。
これはマイナーでも、選手は知っておくこと。
知らないと球審にアピールできません。
アピールプレイ
その他のアピールプレイは、特に記号はないです。
なので、多少ゴチャつきますが注釈を書き込みます。
書ききれない場合は、「※」や「X」をつけて余白や記事欄に記録してください。
アピールプレイの例は以下の通りです。
ベースの踏み忘れ
普通にアウトになったボールの動きを記録して、余白に「ベース踏み忘れ」と書いてます。
スコア書き始めて6年の間で、一度だけありました。
野手からのアピールにより成立します。
タッチアップのスタートが早すぎた
「離塁早すぎ」「離塁尚早」
これも野手がアピールしなければ成立しません。
隠し球
「隠し球」
アピールプレイではないですが、特殊な状況として注釈を入れても。
打順間違い
打順間違いはその時の状況によってスコア上の記録が変わってきますが、どちらにせよ「打順間違い」と書き込んでおいた方がわかりやすいです。
スコアラーが試合に関わる重要な項目なので、別の記事に詳しくまとめています。
↓ 詳しくはこちらの記事を参照してください
まとめ
記号で記録するのも限界があるよね☆(言い訳くさい)
ボーク、フィルダースチョイス、ポテンヒット、インフォールドフライ以外は覚えなくても、メモ片手にスコア付けられたら充分です。
気楽にいきましょう!