スポ少って、パパさんママさんスコアラーが多いですよね。
人手不足で、しかたなくスコアラーになってしまった人もいるはず。
週末の試合だけでは覚えられない不安な人は、プロ野球や高校野球の中継を見ながらつけてみましょう。
ボールカウント、ランナー、投球数までテロップ表示されるので、スコアの練習には最適ですよ!
私はボールカウントのみ記録することから始めました。
その後のプレイは見てるだけ。
まずは記録することそのものに慣れていきましょう。
ボールカウントは3つの記号で
ボールカウントは最低3つ覚えたら書けます。
ストライク、ボール、ファウルの3つです。
まずはここをできるようにしましょう♪
ボールカウント記号 基本の3つ
ここでは、この記号を使っています。
ボールを塗りつぶしたのは、ストライク記号(塗りつぶしなし)とひと目で区別しやすいようにです。
ストライクとボールの記号を分けたい場合は、ボールに「▲」を使ってください。
ボール記号は黒く塗り潰した方が、カウントを数えやすいからです。
※チームによって記号は違うので、監督が慣れている記号を使うようにしてください。
ボールカウント記号のカスタマイズ
この3つの記号を詳しく記録したい方は、こんな記号でどうでしょう?
【ボールカウントのカスタマイズ】
バントファウルについては、書きやすく判別しやすいものを模索中です。
ひとまず、2パターンの記号を載せています。
書いているうちにしっくりきたものを使えばよいです。
では、今から少し詳しくお話していきますね。
記号例だけで充分な方は、よろしければ他の記事もどうぞ
早稲田式スコアは小中高の野球で使われています
これが早稲田式スコアです。
学童野球や高校野球等で使われています。
ちなみに「慶應式」もあるそうです(書けない…)
スコアは、グラウンドを空から見たようなレイアウト
早稲田式スコアは、空からグラウンドをみたような配置になってます。
視覚的にわかりやすいレイアウトですね。
①打席と、打席から1塁へ到達の記録
②1塁から2塁への記録
③2塁から3塁への記録
④3塁からホームへの記録
⑤その回の最終結果(何アウト目のアウトだったか/残塁/得点)
⑥打席時のボールカウント
ボールカウントを書くスペース
まずはボールカウントから練習しましょう
上から順に⑥に書きます
球審のシグナル
スコアは、球審の動きを覚えておくと書きやすくなります。
ストライク(○)
「ストライク」コールと一緒に拳を上に。拳の上げ具合は人それぞれ…。
声の大きさも人それぞれ…。
ファウル(ー)
「ファウル」コールと一緒に両手の手のひら上へ。バンザイのポーズ。
他の塁審さんたちも同じポーズを取ってくれることが多いです。
ボール(▲や●)
「ボール」コールしてくれてるハズだけど聞こえないことが多いかなー。
首を振る球審さんもいます。
慣れてきたら、どんなストライクだったかなど、記号のアレンジを足す
ストライク
見逃しストライク(○)
バットを振らずに「ストライク」とされたとき
空振りストライク(○と×を組み合わせ)
バットを振ったらどんな暴投でも「ストライク」です
バットを振ったかどうか球審さんが判断しづらいときは塁審さんに判断してもらいます
塁審さんが「スイング!」と言えば「ストライク」となります
バント空振りストライク(○とーを組み合わせ)
バントでボールに当たらなかったら「ストライク」です。
バントの空振りとヒッティングの空振りは意味が違ってくるので、慣れてきたら区別すると詳しいスコアになりますよ。
ファウル(ー)
フェアゾーン外に落下した打球はファウルです。
2ストライクになるまでは、ストライクカウントで数えられます。
2ストライクになったら、その後は何回ファウルしてもストライクカウントは増えないし、アウトにもなりません。
バントのファウルに印をつけることで、ヒッティングファウルと区別する
打ちに行ってのファウルと、バントをしに行ってのファウルは意味が違うので、区別すると面白いです。
私はバントファウルには、ファウル「ー」と「小さい○」を組み合わせています。
(「◇」を小さく書くのは難しいので。左端に「◇」としるしをつけるのもわかりやすいです)
ファウルボールの方向を記録する
ファウルの打球の方向を記録すると、守備の作戦が立てやすくなります。
対戦相手の「この打者はレフトに打ってくる」というデータがたまりますよね。
ファウルボールの方向で打者の特徴がわかるかもしれません
慣れたら記録してみましょう
具体的な印のつけ方は後述します。
牽制の記録
はじめは、ランナーの動きがあった場合のみ記録するので充分です。
(私は未だに、ランナーが動かない牽制は記録していません)
記録する牽制になったとき、②~④のランナーの動きとして記録します。
記録するシチュエーション
- ランナーが進塁・ホームインした
- ランナーがアウトになった
慣れたら牽制のタイミングも記録する
どのタイミングで牽制によるイベントが発生したかわかるように、ボールカウント欄に「タイミング記号」を書き込みます。
タイミング記号「’」や「”」を使ってイベント発生のタイミングがわかるようにします。
通常、タイミング記号はイニングごとにカウントし、回が変わったら、また「’」からカウントします。
この図では、タイミング記号多発時期の学童時代の書き方でご紹介しています。
(下のチェック欄をご確認ください)
4番バッターの「一塁→二塁のS(5’)」は
「5番バッターの初球・空振りストライクのときに盗塁」
という意味になります。
試合がスッキリしてくると「S(5’)」と書かなくても「S’」でわかります。
学童野球は、牽制エラーやワイルドピッチ、パスボールが多発するので「’」がいくつあっても足りません(笑)「”””」なんて書きたくないですからね。
通常「’」はイニングごとのカウントですが、多発することを考えると、打席ごとのカウントが便利です。
打順番号を書いて、そこにタイミング記号をつけ、ボールカウント欄とランナー欄のタイミング記号をリンクさせます。
学童野球を卒業するころには、打順ではなくイニングごとのカウントで対応できるようになるはずです。たぶん…
そうなると、S(5’) だったのが S’ で十分表現できます。
自分で決めるボールカウント記号
いろんな記号がありますが、チームのスコアラーとして記録するのであれば、チームの記号を使ってください。
趣味でするなら、記号を工夫してみましょう。
何回でも書くことになる「ファウル」は、回数無制限
何回打っても、ファウルならいつまでたってもアウトになりません。
気づけば「記号を書くスペースがない!」ということも、よくある話。
なので、自由に決められるなら「ー」や「✔️」をお勧めします。
省スペースでいくらでも書き込めます。
さあ、いくらでもファウル打ってくれ!!
※ただし、バントファウルはいくらでも打てません
2ストライクでバントを決めることができなければ、バッターアウトです
(スリーバント失敗)
1打者あたりの回数が決まっている「ストライク」
3つでアウト。
なので、何でも良さそうですが
空振りやバント空振りなど、ストライクを細かく分けて書くなら、アレンジ加えやすい「○」をおすすめします。
1打者あたりの回数が決まっている「ボール」
4つで出塁。
なのでなんでも良いです。
ただ、「○」は変化付けられる記号なので、ストライクに譲って…。
「✖」は紙面がゴチャついて見づらくなりました。
「△」は一筆書きで書けるので良いですが、パッと見たときにストライクと区別するのに時間がかかりました。
三角を使うなら「▲」が良さそうです。
「●」もオススメです。
より速く省スペースで書けますよ!
どちらにせよ、ボールを塗り潰した記号にすることによって、かなり見やすくなったと感じています。
牽制
何も起こらなければ書かなくても良いですが、書くなら
<投手牽制
◁捕手牽制
試合全てを記録するならこの記号をどうでしょう?
投球と投球の間のプレイの挿入もしやすい記号です。
牽制は投球と投球の間に行われるので、ボールカウントの記号の間に挿入します。
まとめ
今回はボールカウントのみの解説となりました。
ボールカウント一覧表です。
※( )書きは、使わなくてもスコアは書けます。
記号 | スコア |
◯ | ストライク(見逃し) |
○と×重ねる | (空振りストライク) |
○とー重ねる | (バントストライク) |
▲または● | ボール |
ー | ファウル |
長いーと小さい○重ねる | (バントファウル) |
↓「打席編」はこちら