背番号。
初めてもらった番号は特別ですよね。
チャンスで背中を押してくれるように
ピンチで背中を守ってくれるように
しっかり縫い付けましょう。
背番号ってだいたいで付いていれば良いというものではなく、意外にルールがあるんですよ。
背番号をつける場所
背番号の中心と、ユニフォームシャツの中心が重なるようにしてください。
高さは、チームによっては監督から指示がありますが、特にない場合は
身長が160cmくらいあれば、背番号の位置は、衿の上端から10cm下の場所が目安です。
身長が低めの人はやや上につけましょう。
小学生は衿の上端から8〜9cm下が目安です。背番号を軽く仮止めして、一度着てみてください。パンツも穿いてベルトもしましょう。
いかがですか?
パンツの中に背番号が入っていませんか?
だったら、もう少し上につけて、背番号がパンツの中に入らないようにしてください。
低学年の背番号が大きく感じる頃って可愛いですよね〜
高学年になると、背番号がやたら小さく見える背中の広い選手も出てきます。
頼もしいですね!
縫い付け方は、手縫いの並み縫いで
糸は目立たないように背番号の生地と同じ色のものを。
背番号はチームから借りているものであるチームがほとんどだと思います。
返却時にほどきやすいように、手縫いのなみ縫いで縫い付けてください。
縫い目を大きくするのは問題ありませんが、表に出る縫い目は小さくしてください。
どこかに引っかかって糸が引きつれたり、切れたり……というトラブルを防ぐためです。
そして、縫うときは
一辺ずつ縫うこと!!
毎回糸を切って、新たに縫ってください。
※図はわかりやすいように一辺ずつ色を変えています。
こんな面倒なことをする理由は
もし、どこかの糸が切れたとき、一気に背番号がはずれてしまうのを防ぐためです。
どんなスポーツにも服装規定があります。
野球も例外ではなく、ただチームでお揃いのユニフォームを着ていれば良い、というわけではありません。
膝やお尻のパッドが取れかけていたら、改善するよう注意されます。
そのときは、試合中に縫い直すことは難しいので、パンツ本体に穴が空いていてもパッドを取るしかありません。
背番号がはずれてしまうと試合に出れません。
このリスクを少しでも回避するための「一辺ずつ糸を変えて縫い付ける」です。
面倒ですが「転ばぬ先の杖」と思って、お願いします
私は万が一に備えて、裁縫セットを観戦グッズに入れています。
背番号が取れかかったとき、一箇所だけても縫い付けることができたらシッカリしますし、パッドをはずすときはハサミが必要です。
ハサミはテーピングテープや湿布を切るのにも使いますし、チームの救急箱にはハサミを必携でお願いします。
ユニフォームサイズに余裕がない場合
身体が大きくなってきて、ユニフォームサイズがピッタリめになってきたら
背番号が身体の動きの邪魔になることがあります。
背番号は伸縮性が少ない生地であることが多いので、そのまま縫い付けると肩回りの動きに支障が出ます。
背番号上辺の中心を、縫い付け位置に留めます
これはいつも通りにしてください。
ほんの少しユニフォームを引っ張って、背番号上辺の端に待ち針
両端とも、5mm程度ユニフォームをひっぱって、待ち針を打ちます。
少し、背番号が波打つ感じになりますが、動けないよりましです。
背番号下辺はそのまま自然に任せて待ち針
下辺は中心に待ち針。
その次に両端に待ち針。
縫う順番
上辺中心から端に向かって、ユニフォームをほんの少し伸ばし気味に縫っていく。
上辺端~サイド中心あたりまで縫えたら、一度糸を切り、
上辺中心から反対側の端に向かって同じように縫っていきます。
あとは待ち針の打ったように背番号が収まるように時々平置きしながら縫い進めます。
必ず本人に試着してもらう
試着して、動きに支障なければOK!
支障あるようなら、どこがキツイか聞いて
その部分の糸をほどいて、もう少しユニフォームを引っ張り気味にして縫いましょう。
本人のOKがでるまで頑張るしかない。
背番号の意味
実は背番号に意味があります。
少年野球では10番が主将・キャプテンです。
こちらの地区では、10番以外は上学年から若い番号を付けるよう言われていました(ルールや義務ではなかったけど、監督へ要請がありました)
中高生以上は「背番号=守備位置」
なので、1桁の番号をもらったらスタメン、レギュラーと解釈できます。
※大会によっては、中学生でも主将が10番と指定されていることがあります。
クラブチームだと、好きな番号をつけているチームも見かけますね。
背番号の洗濯
大会ごとに選手登録をするので、大会が終わるまでは背番号をユニフォームにつけたまま洗濯します。大会が終わったら、背番号ははずして丁寧に糸をとり、洗濯してチームに返します。
背番号のアイロンは要注意
アイロンをかける前に、背番号の数字がどのようになっているか確認してください。
数字が生地に印刷されている背番号
アイロンは大丈夫です。念のため裏からかけると良いでしょう。
数字が生地に貼られている背番号
アイロンは避けてください。
このタイプの数字は熱で引っ付くタイプの接着剤で貼られています。ここに熱を加えると、接着剤が溶けて剥がれやすくなります。どうしてもアイロンをかける場合は、裏から当てるか、当て布をしてください。そして、アイロン後は生地の熱が冷めるまで動かさないようにしてください。
背番号の数字が剥がれかけてきたら
すでに剥がれかけてるんだけど…
そんなときは、剥がれかけている部分に接着剤が残っているか確認。
接着剤が残っていたら、アイロンを押し付けて再接着させます。しっかりくっつくまでは動かさずそっとしておくこと!
接着剤が剥がれていたら、接着テープを目打ちなどで隙間に押し込んでアイロンをかけます。しっかりくっつくまでは動かさずそっとしておくのは同じです。
↓ 接着テープはこういうものです
まとめ
整列した時に目立つ背番号。
ビシッと決めてあげてください。
背番号はチームからの借り物です。大事に使って、次使う選手が気持ちよくプレイできたら良いですね。
もちろん、同じ背番号が再び配られることもよくある話。
私も今「この間外して返したのに…」と、返したのと同じ背番号をこの記事見ながらつけてます(付ける位置をすぐ忘れる)
↓ 野球パンツの膝が破れてお困りの方はこちら